たばこの害について
<百害あって一利なしは本当です>
ここで、タバコが体に与える害について、
ざっとおさらいしてみましょう。
なんとなく知っていることでも、
はっきりとした数字を目の当たりにすると、
感じ方が全く違います。
禁煙を考えているけれど、一歩踏みきれない人は、
ぜひご一読を。あなたの禁煙の後押しとなるかもしれません。
<余命の短縮>
イギリスで1950年代から50年間の追跡調査を行った結果、
喫煙者は非喫煙者よりも、
約10歳程度余命が短いことがわかっています。
日本のある研究結果でも、40歳の時点でタバコを吸っている人は、
男性で約5年、女性で約4年、非喫煙者よりも余命が短いということがわかりました。
<呼吸器系の病気>
喫煙は、慢性気管支炎、肺気腫のリスクを高めます。
1日に21本以上タバコを吸う人は、非喫煙者よりも5〜6倍、
慢性気管支炎の発生する頻度が高くなっています。
また、肺気腫とは、肺を形成している小さな空気の袋の壁が、
徐々に壊れていき、肺の全体が伸びきったゴム風船のようになってしまう難病です。
その結果、呼吸機能が正常に働かなくなり、
ちょっとした動作でも体内の酸素不足が起こるようになります。
肺気腫になってしまった肺は、正常に戻ることはなく、
進行した場合は常に酸素吸入が必要になります。
1日に20本以上喫煙を続けていると、
7人に1人の割合で肺気腫になる人がいると言われています。
<循環器系の病気>
循環器系の病気とは、心臓や血管に関係する病気のことを指します。
喫煙では、心筋梗塞や狭心症、大動脈瘤、
閉塞性動脈硬化症、脳血栓、クモ膜下出血などの
リスクが高くなることがわかっています。
また、喫煙をしている女性でピルを併用している人は、
心筋梗塞や狭心症の危険性が著しく高くなることがわかっています。
女性に愛用者の多い低タールのタバコは、
最近の健康ブームで軽いタバコに切り替えた男性にも吸われるようになりましたが、
軽いからといって本数を吸うと、
一酸化炭素によって心筋梗塞や狭心症のリスクを高めてしまいます。
<がん>
がんになる原因の約3割は喫煙だと言われています。
呼吸器系、消化器系、泌尿器系、子宮頚部など、
喫煙は全身のいたるところのがんにかかるリスクを高めます。
2004年には、厚生労働省が、「喫煙によって日本人男性は毎年8万人、
女性は毎年8千人ががんになっている」という試算を出しています。
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